“通る”提案書の構成とは?相手を動かす資料設計の基本② 〜コンセプト設計 編〜

2.コンセプト設計

今回は、前回の続きから相手を動かす資料設計の基本として、提案書において、課題整理の次に重要になるのが「提案コンセプトの設計」となります。

ここで重要なのは、単なるアイデアの羅列ではなく、「この提案は、何を目的に、どの方向を目指すのか?」ということを明確化することです。

例えば同じ販促施策でも、

  • 新規顧客の獲得を狙うのか
  • リピート率向上を重視するのか
  • ブランドイメージ向上を目的とするのか

によって、施策の方向性は大きく変わります。
つまり、提案コンセプトとは、単なる“思いつき”ではなく、

「課題に対して、どのような考え方で解決していくのか」

ということを定義する工程でもあります。

コンセプトが曖昧な提案は、伝わりづらい(言い換えるならば伝わらない)

提案書でありがちなのが、「やりたいこと」は書かれているものの

  • なぜ、その施策なのか?
  • 何を目指しているのか?
  • どんな価値を生み出すのか?

ということが曖昧なケースです。

この状態では、相手は提案内容を理解できても、「結局、何を実現したい提案なの?」ということになってしまいます。

だからこそ、提案コンセプトでは、“提案全体の軸”を最初に定義することが重要となります。

ここで、提案コンセプトで整理すべきポイントをまとめるよ!

提案コンセプト作成において整理すべきポイント
  • 誰に向けた提案なのか?
  • 何を解決する提案なのか?
  • どんな価値を提供するのか?
  • どんな未来を目指すのか?

この軸が整理されることで、施策やビジュアル、コピー表現にも一貫性が生まれます。
つまり、コンセプトとは“デザイン”ではなく、

「提案全体を支える考え方」

なのです。

次回は、提案コンセプトをもとに、「どのように施策へ落とし込んでいくのか?」
ということについて整理していきます。
提案書で最も重要とも言える「施策設計」の考え方について、実務視点で解説していきます。

本日は、ここまでです。ご覧いただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

電通グループ本社にて戦略プランニング業務に従事。企業課題の整理から、提案コンセプト設計、資料構成、ビジュアル整理まで、一貫したコミュニケーション設計を強みとしています。
本ブログでは、「伝わる提案書」「整理された資料設計」「実務で使えるPowerPoint活用」などをテーマに発信しています。

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